健康的な食生活が豊かなバストをつくる
バストアップを叶えたいなら、まず栄養バランスのよい食事を心がけてください。ごはんなどの主食、肉や魚などの主菜、野菜などの副菜を基本として、体に必要な5大栄養素(脂質、炭水化物、たんぱく質、ビタミン、ミネラル)を不足のないように摂りましょう。さまざまな栄養素をバランスよく摂ることで体内の組織がうまく働いて、健康で美しく、若々しい体がつくられます。
偏った食生活を送っていると、体の機能がうまく働かなかったり、女性ホルモンの分泌が低下して、バストのハリやボリュームが失われてしまう恐れも。 また、極端に摂取エネルギーを減らすダイエットもNG。バストの脂肪が落ちて、小さくなったり、バストが垂れる原因になります。
バストアップのために摂りたい栄養素
「○○を食べると胸が大きくなる」という食べ物はありません。すでにお話ししたように、バランスのよい食事が大切です。その上で、バストアップのために積極的に摂りたい栄養素には、次のようなものがあります。
たんぱく質
たんぱく質は筋肉や内臓、皮膚、ホルモンなど体のあらゆる材料になり、バストの発達・維持にも影響します 。良質なたんぱく質を含む肉や魚、卵、大豆製品などを積極的に食べるようにしましょう。特に大豆製品は、バストを発達させる女性ホルモン(エストロゲン)に似た作用を持つ「大豆イソフラボン」を含んでおり、バストアップのために意識して摂りたい食材です。
- たんぱく質を多く含む食品
肉類、魚介類、卵、大豆・大豆製品、乳製品など
ビタミンE
筋肉の凝りなどで血行が悪いと、バストに必要な栄養が届きにくくなります。 ビタミンEには 血行促進する作用 があり、バストに栄養を届けて、バストアップをサポートします。 また、ビタミンEには強い抗酸化力があり、老化の原因になる活性酸素を除去して、バストのアンチエイジング効果も期待できます。
- ビタミンEを多く含む食品
アーモンドなどのナッツ類やひまわり油などの植物油、うなぎなどの魚類、かぼちゃ、アボカドなど
ビタミンA
ビタミンAには 皮膚や粘膜などの健康を保つ働き があり、バストにハリをもたらす効果が期待できます。
- ビタミンAを多く含む食品
レバー、うなぎ、ほうれん草やかぼちゃ、にんじんなどの緑黄色野菜、卵、乳製品など
ビタミンC
ビタミンCには、 皮膚にハリや弾力をもたらすコラーゲンの合成を助ける作用 があり、若々しいバストをサポートしてくれます。
- ビタミンCを多く含む食品
じゃがいも、赤ピーマン、ブロッコリー、キャベツ、柿やキウイフルーツといった果物類
北村珠希『オトナ女子のためのおっぱいケア手帖』主婦の友社、2017年
中嶋洋子監修『改訂新版 いちばん詳しくて、わかりやすい! 栄養の教科書』新星出版社、2016年
中村丁次監修『栄養の基本がわかる図解事典』成美堂出版、2015年
南雲吉則『おっぱいバイブル 南雲式メソッドで美しさも健康も手に入れる』小学館、2013年
ワコール ワコール人間科学研究所|下着ではじめるからだのエイジングケア[バスト編]