
バストのエイジングサインを感じたら
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「最近バストが垂れてきた」「形が変わってきた」と感じる方はいませんか?実はバストの下垂は30歳を過ぎたころから、早い人では20代からすでに始まっているのです。しかも、悲しいことに バストは一度垂れたり、形が崩れると元には戻りません。
バストが下垂し、形が崩れていくのは誰にでも訪れる加齢変化。とはいえ、できるだけバストのエイジングを遅らせたいですよね。
そこで、ハリや弾力のある若々しいバストをキープするために、バストアップに関する正しい知識とケアを知っておきましょう。
バストが垂れる原因とは?
バストが下垂するのは、バストの中で脂肪や乳腺などを結びつけているクーパー靭帯が伸びてしまうから。 しかも、クーパー靭帯は一度伸びると元に戻らず、バストを支える力が弱くなり、垂れてしまいます。 加齢をはじめ、 授乳や急激な体重増減、激しい運動などもクーパー靭帯が伸びる原因です。そのほかにも、ホルモンバランスの乱れや姿勢の悪さ、体に合わない下着をつけていることも、バストの下垂を早めてしまいます。
体に合わないブラジャーをつけていると、バストをしっかり支えられず、バストが揺れてクーパー靭帯が伸びる原因になります。また、しめつけがきつい場合だと、胸まわりの血流を悪化させ、バストに必要な栄養が行き届かなくなり、バストのエイジングを早めてしまうことになりかねません。
加齢によってクーパー靭帯が伸び、バストが垂れてしまうのを食い止めることはできません。年齢を重ねてもできるだけ若々しく豊かなバストをキープするためには、 自分の体に合った下着をつけて、正しい姿勢を保つように心がけましょう。また、エクササイズで胸まわりの筋肉を鍛えるのも効果的ですし、食事や睡眠など生活習慣にも気を配ることも大切です。
授乳後はバストが垂れる?
バストが下垂する大きな原因の一つが授乳です。
妊娠すると母乳をつくる準備をするため、乳腺が発達し、胸が大きくなっていきます。そのときにクーパー靭帯や皮膚も一緒に伸びています。 授乳期を過ぎるとバストは小さくなりますが、クーパー靭帯は一度伸びると元に戻りませんし、皮膚も急激な収縮に追いつかず、伸びたままになり、その結果、バストが垂れてしまうのです。
授乳によるバストの下垂を防ぐには、まず授乳の仕方を工夫しましょう。赤ちゃんとバストとの距離をできるだけ近づけて、バストが引っ張られないようにしてください。
また、妊娠から産後にかけて、バストのサイズは急激に変化します。 サイズの変化に合わせて、マタニティー用のブラジャーを必ずつけるようにしましょう。 大きくなったバストは通常のブラジャーでは重みをしっかり支えきれず、バストの下垂につながります。
バストの下垂につながるNG習慣
日頃の何気ない習慣がバストの下垂を早めている可能性も。バストは一度垂れてしまうと元に戻りませんから、早めのケアや対策が重要です。以下の項目に当てはまる方は注意しましょう。
- 姿勢が悪い
- ブラジャーのサイズが合っていない
- カップ付きキャミソールばかり着ている
- 寝るときはノーブラ
- ブラの中に多めにパッドを入れている
- 栄養の偏った食事や激しいダイエット
- ストレスが多い
- 睡眠不足
エクササイズでバストの垂れを防ぐ!
バストの下垂をできるだけ防ぐためにも、毎日の習慣としてエクササイズを取り入れましょう。 バストアップのためには、大胸筋と肩甲骨まわりの筋肉を鍛えるのが効果的。
大胸筋を鍛えると、バストの位置が引き上がり、ふっくらハリも出てきます。また、肩甲骨まわりの筋肉をほぐしたり、鍛えることで、血行が促進されてバストにハリや弾力が出たり、姿勢がよくなってバストの位置が上がって、下垂を防ぐ効果が期待できます。
バストアップには食事も大切
「○○を食べれば胸が大きくなる」という食べ物はありません。バストアップのためには、栄養バランスよく食べることが大切です。
偏った食生活やダイエットで極端に食べる量を減らすのはNG。 必要な栄養が不足して女性ホルモンの分泌に悪影響を及ぼし、バストのハリがなくなったり、下垂する原因になります。
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